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日記

2026/04/25

ゲームクリエイター宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア

「岩田さん」の本を読んで、宮本茂という人物を知った。マリオ、ゼルダ、ドンキーコングという、多くの人の青春を作った伝説的人物だが、桜井政博と比べるとメディア露出が少なく、本を調べてもこの本しかでてこない。
宮本茂が石川県立図書館の目の前にある金沢工業大学出身とのこともあり、借りて読んでみた。

宮本さん自身が書いた本ではなく、過去のインタビューや登壇から、海外の論者がまとめて分析した本。
宮本茂の生い立ち、会社でどう働きマリオやゼルダをつくり、ゲームデザイナーからプロデューサーへ、そしてWiiやDSというハード開発にも携わりどう貢献してきたか。没入感や体験へのこだわり、制作哲学、考え、原体験がわかる。
インタビューや記事からの引用も多いので、デザイナーとして何を考えてきたかを追体験しやすく、人物像が掴める。

この本を通して、任天堂や宮本さんに対して一点だけすごいと感じた点を挙げるとするなら、戦い方の部分。
2000年代はPSPやらPS3やらxboxという、性能が魅力なハードが出てきている中で、画面分割で持ち運び可能なDSや、テレビのリモコンから着想を得て当時のゲームにはなかった「家族で遊べる」というのをコンセプトに掲げたWiiが、圧倒的なシェアを得たというところ。
本から宮本さんの言葉の引用として、「強力なゲーム機だけでは共存できない。凶暴な恐竜がいるようなもので、争い合うことで絶滅が早まるかも」と。性能自体は古いものではあるが、新しい体験を与えることで任天堂のハードはこれまでも人気を博してきたといえる。

またディレクターのあり方の一例として、技術に対しても知見があったほうが良い。プログラマーの負担やプロジェクト全体の見通しにも関わってくる。任天堂では、ディレクターは必ず技術のお勉強をしなければならないらしい。
さもありなん。技術的なことがわかっていない人の指示は抽象的で工数も見誤りがちかもと振り返った。。。

ゼルダトワプリの例で、移動中に動物(リンクの狼の姿)のお尻ばかり見てもつまらないという理由でミドナを上にのせるという、機能面からデザインや話を作り出したという実話が面白い。
webだと、使いづらさを軽減したり、退屈が続く導線を避けるためにデザインを変える、というような例が似ているだろうか。
webでは遊び要素なんかは話題に上がらず、議題に上がるのが「コンバージョン」や「目標」なので機能面から考えるというのは少し違和感が出るが、共通として「プレイ体験の中で起こる不快感を消す」という目的を解消するためのものなので、制作途中でもこういう考えによって内容(デザイン)を変えていくのは大切な考え方なのではないかと思う。

語彙

Git worktree

1つのGitリポジトリから、複数の作業ディレクトリを同時に扱える。
急遽リポジトリを切り替えなくてはならなくなったときとか、いちいちブランチを切り替えずとも良くなる。

システムアーキテクト、ソフトウェアアーキテクト違い

システムはハードウェア、ソフトウェア、ネットを含む全体構造、
ソフトウェアはプログラム内部

DevOpsとは

開発(development)と運用(operation)チームが
ツールや文化の変革を通じて連携を高めさせるアプローチ。

継続的デリバリー

コードの変更を自動的にビルド、テスト、ステージング環境(本番直前の環境)にデプロイし、いつでも安全に本番環境へリリースできる状態を維持するソフトウェア開発手法。

CD/CIのCD

組み込み型/ ウェアラブル型

体内に埋め込むもの、体に身につけるもの

プラットフォームエンジニアリング

開発者が職務に集中できるよう、共通のインフラやツールを設計、構築、運用する役割。

IDPの構築、CI/CDの自動化、Infrastructure as Codeのテンプレート化などなど。

社内デベロッパーポータル(IDP)

開発者がアプリケーション開発に必要なAPI、ツール、ドキュメント、リソースを一元的に発見し、利用できるWebインターフェース。

開発するなら、開発者がボタン一つで必要なクラウド環境(AWS, GCPなど)やデータベースを自動で払い出すGUI画面を作成するとか。

Infrastructure as code

Infrastructure as Code(IaC)は、サーバー、ネットワーク、データベースなどのITインフラ構成を、手動作業ではなく定義ファイル(コード)として記述・管理し、自動的にプロビジョニングする手法。

コードを実行するだけでインフラを構築できる。

内省

GeminiはGoogleMapのほとんどすべての情報を学習済みと考えられており、周辺のお店を調べるときはGeminiがいいらしい。

デジタル庁がガバメントAI「源内」をOSSとして公開した。商用利用OKなので、社会全体でAIの活用がより活性化する。

今日、良い表現に出会った。本を読んでいると知識だけでなく、教養とか、新しい考え方といった勉強だけでは増えない、考えの道筋が増えると思っていたんだけど、一言で表すのは難しかった。
ニュースサイトで見かけたが、「思考のフレームワークが増える」という言葉。すっと腑に落ち、気持ちよかった。